たもも
遺伝性について勉強していきましょう。
双極性障害の原因の中で、もっとも深くかかわっているとされるのが遺伝です。
見つかっている遺伝子は複数。それらの組み合わせによって発病すると考えられています。
いくつかの遺伝子が組み合わされて発病
双極性障害の原因はまだ不明ですが、発病には遺伝子が関与していることがわかってきています。
双極性障害にかかわる遺伝子が見つかっているのです。
発見されている遺伝子は1つではなく、少なくとも8つが明らかになっています。
これらの遺伝子群は、いくつかが組み合わされて、本人の行動や性格に影響をおよぼします。
遺伝子の組み合わせは多様で、影響が小さいと、高い創造性やカリスマ性、リスクにも積極的にチャレンジする行動力、といった形であらわれます。
一方、影響が大きくなると、双極性障害を引き起こすと考えられています。
つまり、平均的な人とは多少違っていても、治療が必要なほどの障害を引き起こさないケースもあると考えられるのです。
遺伝性の病気というと、患者さんや家族にとっては気になるところだと思います。
しかし、双極性障害は、血友病のような、単一の遺伝子による遺伝病ではありません。
たとえ遺伝子を持っていても、前述したように、発病するとは限らないのです。
ただし、家族に双極性障害の人がいる場合は、自分にも可能性があることを知っておくことは大切です。
双極性障害についての情報を集めたり、ストレスへの対処の仕方を工夫する、といったことを心がけてください。
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