「双極」には、躁とうつという両極端な気分の極を揺れ動く、という意味があります。
様々なレベルの症状があって見極めが難しく、診断には時間がかかります。
双極性障害の特徴
- 「躁」と「うつ」がくり返しあらわれる
- 症状のあらわれ方には個人差がある
- 診断は難しく、時間がかかる
- 再発しやすく、慢性的に経過する
- Ⅰ型とⅡ型があり、躁の状態で分ける
- 発症の男女差はほとんどなく同じ
- 20歳前後に発症しやすい
- 発病には、遺伝子、成育歴・環境、脳のダメージなどが複雑に関係する
- ストレスや睡眠不足は、発症の誘因になりやすい
- パニック障害や非定型うつ病などほかの精神疾患を併発しやすい
- 春~夏は躁、秋~冬はうつが多くなる
両極端な気分の変化は、自分ではコントロールできない
双極性障害は、「躁」状態と「うつ」状態とがくり返しあらわれる病気です。
躁状態になると、気が大きくなって自信に満ち溢れ、陽気になりよくしゃべる、次々と新しい計画を立てる、気前がよくなる、そして時に無茶なことをする、といったことが起こります。
一方、うつ状態になると、心のエネルギーを失い、楽しいことがなく、気分が沈み込み、意欲が湧かず、抑うつ感に悩まされます。
このような両極端な状態に気分が揺れ動き、自分ではコントロールできないのが双極性障害で、もともとは「躁うつ病」と呼ばれていました。
双極性障害は、たいへん複雑な病気で、症状のあらわれ方は様々です。
うつ状態ではじまり、うつを繰り返すため、単なるうつ病と考えられていたものが、何年か過ぎて躁の症状があらわれ、双極性障害とわかる場合があります。
また、最初は躁状態があり、やがてうつがあらわれる場合もあります。躁とうつを規則的に繰り返す場合もあります。
さらには、うつが主で合間に軽い躁があるような場合。うつ状態が消えるのは躁による高揚感のためなのですが、病気が治ったと勘違いされ、双極性障害であることが見逃されてしまいます。
心の病気の診断や治療は難しいのですが、特に双極性障害は難しく、注意深く経過を見ていく必要があります。
そんな感じ。
そんじゃー、またね(‘ω’)ノ
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