双極性障害は、とても再発率が高い病気です。
そのため、再発予防するとともに
再発の予兆を出来るだけ早くとらえ、
適切な治療をすることが求められます。
助けを求める
うつ状態や躁状態になる前、いつもよりイライラや緊張を感じる場合があります。
予兆を感じたら、すぐに助けを求めましょう。
1日で変わってしまうこともある
昨日まで普通に生活していた人が、急にうつ状態になったり、うつ状態の人が一夜明けたらパワー全開の躁状態になっていることも。
異変に気付いたら、速やかに対応を。
再発かも
異変を感じたら、すぐに受診して服薬など適切な対応を受けましょう。
また、休養できるよう職場や家庭での工夫も必要です。
再発の予兆
本人が気づいたら薬を飲むなどの対応をしましょう。再発の予兆には本人が気づかないものもあるので、周囲も注意しています。
躁 | うつ | |
予兆(本人) | アイデアがどんどん湧く 何でもできそうな気がする 他人より優れていると思う 幸福感と爽快感に満ち溢れる 眠る時間がもったいない | おもしろいことが無くなる 疲れがなかなかとれない 動くのが億劫になる 考えがまとまらない 不安感や恐怖感がふくらんでくる |
予兆(周囲) | お金を使いまくる じっとしていない おしゃべり 非現実的なことを言う 何もなくても大笑いする | 仕事の能率が落ちる 話をしなくなる 食欲が落ちる 体調不良を訴える 身だしなみがだらしなくなる |
気付いたらすぐに対応を
再発の予兆は本人しか分からないものと、周囲が気付くものがあります。
もし、どちらかが予兆に気付いたら、出来るだけ早く受診することが大切です。
特に、躁状態はそのまま放っておくと、症状が激しくなり、周囲の説得に耳を貸さなくなります。
薬も飲まず、さらに症状を悪化させてしまう人もいます。
あらかじめ病気の予兆を知っておき、こんな症状が出たらすぐに受診する、と医師と約束しておくのも一方法です。
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