ストレスについて、見ていきましょう
心の病気には、発病の引き金になる「きっかけ」や「誘因」があります。
ストレスの「強さ」や「受け止め方」が、発病や再発に大きく関係するのです。
ストレスそのものではなく「受け止め方」が問題
ストレスが、心の病気の、そして体の病気の重要なリスク因子となることは知らない人がいないほどです。
しかし、知ってはいても避けるのは難しいと、多くの人が思っています。
私たちは、いつもストレスにさらされながら生活しているからです。
それでも、通常の状態であれば、ストレスは心の働きで何とか処理できます。
しかし、ストレスが強すぎたり、溜まりすぎると心にも体にも悪影響が出てきます。
身体面では、免疫系や自律神経系、内分泌系に作用して体調をくずします。
精神面では、過剰なストレスが脳にダメージを与え、心の働きに影響していきます。
問題は、ストレスそのものではないのです。
ストレスのまったくない、精神的に緊張感のない状態はかえってよくありません。
発病に関係するのはストレスの強さや、その受け止め方。
ストレスをどう受け止めるかによって、たとえ病気になったとしても、経過が違ってきます。
ストレスへの対処は、発病だけでなく、再発を予防する上でも重要なポイントになります。
ストレスとは・・・
「ストレス」とは、「心に受けた刺激によって起こる精神的な緊張」です。
厳密には、刺激は「ストレッサー」、それによって引き起こされるのは「ストレス反応」と呼んで区別しますが、一般的には両者を含めてストレスと呼びます。
ストレッサーになるものは様々です。騒音や寒暖、細菌などの物理的なもの、空腹、痛み、熱など身体的なのもの、怒りや悲しみなどの心理的なもの、そして人間関係や仕事、経済問題など社会的なものがあります。
これらストレッサーをもたらすライフイベントとしては以下のものがあります。
ライフイベント | ストレス度合 |
配偶者の死 | 83 |
倒産・失業 | 74 |
離婚 | 72 |
夫婦の別居 | 67 |
仕事上のミス | 61 |
単身赴任 | 60 |
転勤・配置転換 | 57 |
労働条件の変化 | 56 |
ポストの変化 | 52 |
上司とのトラブル | 51 |
結婚 | 50 |
子供の受験 | 46 |
そんな感じ。
そんじゃー、またね(‘ω’)ノ
コメント