「痛ましい結果」躁の危うさが、こんな行動をとらせる~双極性障害~

健康
たもも
たもも

それでは、躁状態の「痛ましい結果」について勉強していきましょう。

躁状態にある人は、危険をかえりみない行動をとったり、衝動的に間違った選択をしてしまうことがあります。

そのため、人生を脅かすような痛ましい結果をまねいてしまいます

このような行動をする背景には、愉快なことへの欲求や、衝動性の高まりがあるといわれます。

本人には、病気であるという自覚がなく、自分の行動は正当だと思い込んでいますので、ブレーキが利かず暴走してしまうのです。

患者さんを受診する際には、多くの医師が、こういった危険行為をしたことがあるかどうか質問します。

危険行為は、双極性障害であるかどうかを判断する一つの目安になります。

痛ましい結果をまねく行動

  • 浪費:必要のないものを次々と買うなどして、軽躁では万単位、重度の躁状態では10万単位で、お金を湯水のように浪費することがあります。自己破産に至ることも。
  • 無謀な投資:あり得ない儲け話に投資したり、気が大きくなって株相場にのめり込んだりします。何百万~何千万円の借金を負って、経済的に破綻するケースもあります。
  • 危険行為:車のスピード運転、普段はしないような路上での無茶なパフォーマンスなど、危険をかえりみない命知らずの行動をすることがあります。
  • 違法行為:ことの善悪が分からなくなり、会社のお金を使いこむなど、衝動的に違法な行為に走ることがあります。
  • 物質の乱用:薬やドラッグを乱用したり、アルコール依存症になることもあります。
  • 逸脱した性行動:性欲が亢進し、多くの異なった人と次々に関係を持ったりして、性的に逸脱した行動をとることがあります。こういった人は、離婚などで人間関係が壊れたあと、自分が躁状態だったと気づき、医師を受診することがあります。
たもも
たもも

そんな感じ。

そんじゃー、またね(‘ω’)ノ

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