たもも
それでは、躁状態の「活動レベルの増加」について勉強していきましょう。
軽度の躁状態では、活動レベルが高くなると生き生きとして、非常に魅力的に見えます。
中程度くらいでも、エネルギッシュに行動して、次々にたくさんのことをこなします。
周囲の人も、本人も、それが躁の症状のためとは気づきません。
あとになって、自分の行動を振り返り、活動レベルが高くなっていたことに気付く場合が多いようです。
活動レベルの正常・異常を判断するのは、よほど極端に症状が進まない限り、極めて難しいのです。
しかし、活動レベルが上昇していることがはっきりわかる患者さんもいます。
例えば、医師の受診を待っている間も、そわそわとして膝を上下に動かし、今にもドアから飛び出していきそうな人は、かなり重度と考えられます。
ポイント
躁が中等度くらいまでの人は、度を越して動けば疲労を感じ、休むようにします。
客観的には、電話の回数や財布の中身で、躁状態を知ることができます。
しかし、重度の躁状態の人は疲れが自覚できません。
体は消耗しているのにさらに動き回って、疲労のために亡くなるという極端なケースも過去にはありますので、注意が必要です。
たもも
そんな感じ。
そんじゃー、またね(‘ω’)ノ
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